「冬の味覚の王様」とも呼ばれるズワイガニの漁が解禁。11月上旬から3月下旬までの間にしか食べられない新鮮な海の幸をいただきに、風情漂う宿に泊まりに行きませんか? カニ料理はもちろん、建物や温泉、美しい庭園などが魅力的な3つの宿を紹介します。
2024.02.27一番人気のプランは、特選かにづくし「かに招月」。地物の松葉かにを一人につき2杯も使用したこのプランは、かに酒にはじまり、刺し、茹で、焼き、かにすき鍋、そして締めは雑炊と松葉かにをたらふく楽しめるフルコースです。
大浴場、露天風呂、ミストサウナ、ジャグジーバスの4つのお風呂のほか、露天風呂、岩盤浴、リビングを備えた極上の有料貸切風呂「森のプライベートスパ」も。
【鳥取】「旅館 大橋」で現代の名工の料理に舌鼓
鳥取県の三朝(みささ)温泉にある「旅館 大橋」は、その大部分が国の登録有形文化財に登録された風格漂う宿。さらに贅沢なことに厚生労働大臣によって「卓越した技能者」として認められた現代の名工によるカニ料理を味わうことができます。
活蟹半身をしゃぶしゃぶで堪能できる「特上活蟹会席」では、刺し、炭火焼き、茹でなどさまざまに調理されたズワイガニが並びます。総料理長・知久馬惣一氏による料理は、「料理旅館」としての信念が反映された細部にまでこだわりが息づくものばかり。
朝食では地産地消を掲げ、鳥取県大江ノ郷の天美卵で作ったふんわり出汁巻きが好評だそう。
料理と空間のみならず、神経痛や高血圧などに効果があると言われているラドンを含む温泉や、町内にある日本遺産第一号に認定された三徳山三佛寺投入堂も見逃せません。
【石川】豊富なプランが魅力!北陸エリア最古の宿「法師」
湯治湯として開業し、なんと1300年の歴史を誇る「法師」。世界で最も歴史ある旅館としてギネス世界記録に登録されたこともある、北陸エリア最古の宿です。
「法師の蟹プラン」は、リーズナブルな茹で蟹から活蟹まで幅広く、シチュエーションに応じて選ぶことができます。なかでも人気なのは「蟹一杯付き会席プラン」。特製の蟹酢で面付き1杯の姿ガニをいただけます。
とことん贅沢したいなら、料理長が地元の料理から直接買い付けたズワイガニを使った「活蟹会席」で決まり。蟹押し寿し、蟹すき焼き、蟹炭火焼きなど13種の料理を堪能できます。
江戸時代の茶人・小堀遠州も愛でた日本庭園を取り囲むようにして建つ館で日本の四季に浸りましょう。